近頃の子どもは、私たちの子どもの頃とは違った金銭観をもっているようです。「お金は生きて太っていくものだ。貸せば利子がつき、借りれば利子をとられる。その太り方は、何年かたてば、決してばかにならないものになる」と考え、きょうだいでも利子を取り合ってお金の貸し借りをしているといいます。
ある中学一年の女生徒は作文に「私は高校を出たらすぐ結婚する。結婚したらなるべくはやく離婚し、いしゃ料をとって貯金する」と書いたといいます。
小学生の頃から、お手伝いはもちろん、弟や妹に勉強を教えるのも、テストで百点をとるのも、みんなそれが財源になるように育てられているからでしょう。
これから厳しい世の中を生きぬいていかなければならない子どもたちです。そういうがめつさも、悪いとばかりはいえないでしょう。しかし、お金に頭を縛られてしまうと、お金を超えたところにある、人生の味やよろこびが見えなくなってしまう危険があります。生きるよろこび、感動の味わえない子どもに育ててしまっては、とり返しのつかないことになってしまいます。そのためには、まずお母さん方が、感動のある人生、こころの味を大切にするお母さんになってくださらなければなりません。



