正楽寺日誌 つれづれなるままに 正楽寺日誌 つれづれなるままに

みんなちがって みんないい

今日もひたむきに生きるあなたへ

 

晴れの日には晴れの日の美しさ

 

雨の日には雨の日の美しさがあります

 

 

みんなちがって みんないい

 

とは、金子みすゞさんの詩の一節

 

お経の言葉では

 

青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光 

(しょうしきしょうこう おうしきおうこう しゃくしきしゃっこう びゃくしきびゃっこう)

 

と 教えていただいています

 

それぞれが

それぞれの個性を尊重しあえる世界でありますよに

 

 

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僧侶の役得

法話を考えるとき
お聖教(しょうぎょう)の言葉を
自分の体験を通して味わいなおしています
 
何度も何度も
自分の生き方を見つめ直す時間をいただいています
 
誰かに
仏さまの話のお取次ぎをさせていただくなんて
おこがましい
 
誰よりも
私が一番
お育てにあずかっている
 
それが僧侶の役得なのかもしれません

 

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川崎正楽寺 永代経法要②

昨年はオンライン参拝とさせていただいたので

皆さまと集うのは2年ぶりです

 

とは言っても

世の中が落ち着いた訳ではありませんので

今回は規模縮小・少人数での開催です

 

お越しいいただいた方に

少しでも気分良く過ごしていただきたくて

今朝は境内に花を飾りました

 

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川崎正楽寺 永代経法要①

毎年5月3日は

川崎正楽寺にて

永代経法要が執り行われます

 

本日は荘厳替えを致しました

 

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たった一度の人生を
自分で汚すようなばかにはなるまい

 私は、不便な山の中に住んでいます。それで、娘を高校に入学させるとき、寄宿舎

に入舎させました。土曜日には家へ帰ってくるのですが、日曜の午後にはまた寄宿舎

に帰っていきます。

 三学期に入って間もなくの火曜日でした。娘から封書が届きました。急に、お金で

も入用になったのだろうかと思いながら、封を切ってみました。

「きょう、数学の答案を返していただきました。わたしの予想したよりはよい点が

ついており、六十点と点がついていました」

と書いています。

 六十点くらいもらって、自慢そうに手紙をよこすなんて・・・と思いながら読んで

いきますと、

「よくみると、まちがっているのがマルになっています。それで、よい点がついて

いたのです」

と、書いているのです。

 私は、がっかりしてしまいました。それとともに、そのまちがいをどう処置したか

が、心配になってきました。

「わたしは、どうしようかと思いました。だって、先生にそれを言えば、六十点と

してもよい点ではないのに、それからまだ二十点も引かれてしまいます。六十点から

二十点も引かれることは、わたしにとって、ほんとうにつらいことです」

と書いています。

 娘のつらさは、私のつらさでもあります。娘はさらに書いています。

「でも、わたしは、思い切って先生に申し出ました。先生は、はじめ『この点で間違って

いない』と強くおっしゃっていましたが、わたしがくわしく説明すると、『ほんとうに

そうだね』とおっしゃって、四十点と直してくださいました。そして『正直だね』

とおっしゃっていました。わたしは、パッと、顔の赤くなるのを感じました。

だって、わたしは、ずいぶん、このままだまっていようかしらんと思ったんですもの。

 しかし、もうちょっとで、二十点どころではない汚点を、わたしの人生につけて

しまうところでした。お父さま、お母さまのおかげで、まちがいをおかさないですみました。

お父さま、お母さまも、きっと、よろこんでくださることと思います」

という手紙でした。

 私は、ホッとするとともに「お父さま、お母さまのおかげ」に、苦笑せずにおれま

せんでした。

 でも、それが「おかげ」なら、それ以上に「四十点」という娘の実力こそ、まぎれ

もなく、頭のあまりよくない「お父さま、お母さまのおかげ」ですから・・・・・・。

 しかし、この手紙は、娘が「百点」をもらったと知らせてくれるよりもうれしい、

忘れられない手紙になってくれました。そして、親である私こそ、ただ一度の自分の

人生を、自分で汚すようなばかにだけはなるまいと、思わずにはおれませんでした。

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