正楽寺日誌 つれづれなるままに 正楽寺日誌 つれづれなるままに

初冬、色とりどりの 小菊が咲きました

ー冬の装いー

 

川崎正楽寺
竹の塚正楽寺より、
冬のおたよりです✉

 

立冬を過ぎ、境内は少しずつ
冬の景色へと移り変わってきました

 

色とりどりの小菊が
冷たい空気の中でもきれいに咲いています

 

お近くにお越しの際は、
冬の訪れを感じにぜひお立ち寄りください

 

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川崎正楽寺にて、報恩講法要勤修

川崎正楽寺では、
11月3日に親鸞聖人のご命日法要である
「報恩講法要」を有縁の皆さまとご一緒に
お勤めさせていただきました

 

親鸞聖人のご遺徳を偲ぶ中で

「おかげさまの中に生かされている私がいる」
この度も大切なことに気付かせていただく
ご縁をいただきました

 

次は12月7日に竹の塚正楽寺での報恩講法要です

 

引き続き、心を込めて準備を進めてまいります

 

1 2 正楽寺様_投稿用

人生を耕させてもらう道
それがお念仏

よいことばかりやってくるように
つらいこと
苦しいことはやってこないように
そんなことを願っても
それは 無理というもの
どんなことが やってきても
おかげさまでと
それによって
人生を 耕させてもらう道
人生を深め
豊穣にさせていただく道
それが
お念仏の道
悲しみや
さみしさで
人生を 深めさせてもらう
のっぺらぼうの
浅い人生では
申しわけないから
南無阿弥陀仏

報恩講法要の準備中

川崎正楽寺では、
11月3日に報恩講法要をお勤めいたします

 

報恩講とは、親鸞聖人のご命日法要のことで、
ご遺徳を偲ぶ、一年でもっとも大切なご法要です

 

今週はその準備を進めています

 

境内の花木の植え替えや大掃除を行い、
今日からは本堂内の荘厳替えを始めました

 

秋の花々に囲まれたお寺で、
皆さまのご参拝を心よりお待ちしております🍁

 

リール用 2 3

 

 

「モノ」のいのちを
いとおしむ心

「おはよう」の挨拶がすむと、私は「痛いだろうか?」と言いながら、いきなり朝礼台の上で私の腕を曲げてみせました。不意にそんなことをするものですから、大きい子どもたちは私の意図を読みかねて、あっけにとられている様子でした。ところが、一年生の子どもが「痛うないです」といってくれました。「じゃ、こっちむきに曲げたら?」といいながら、関節を逆に曲げようとしました。

 

「校長先生、そんなことしたら痛いです」
と言ってくれたのは、やはり一年生でした。
「そう、こんな方に曲げたら痛いね。骨がこわれてしまうね。でもね、きのうみんなが帰るのを見ていたらね、運動場で、こうもり傘をビューンと急にふり回すもんだからね。こうもり傘が朝顔みたいに上向きに開いてしまってね、こうもり傘の骨が痛 い痛い、痛いよって泣いているのに、その泣き声の聞こえない子がいたようだぞ。それからね、みんなが廊下を歩いているのをみるとね、上靴の踵のところを踏みつけている子がいてね、靴が、痛い、痛いと泣いているのが聞こえないのかなと思ったんだ。
もちろん、みんなの中には、こうもり傘や靴をいじめないばかりか、持ちものをかわいがってやっている人もたくさんいるんだが、明日は、自分の大事に大事にしている物がある人は、それを持ってきて見せてくれないかね」
と頼みました。

 

そういう次第で、あくる日は、はからずも「愛物展覧会」ができてしまいました。

 

おじいちゃんの硯をお父さんが使い、それをぼくがもらって使っているという硯。
お母さんの下敷きをお姉さんが使い、破れたところにセロテープをはりつけてわたしが使っているという下敷き。お父さんの小学校のときの鉛筆削りをもらって使っているという鉛筆削り。鉛筆が短くなって使えなくなったら、「さよなら、ありがとう」とお礼をいい、箱の中に納めてから新しい鉛筆をおろすという子どものもってきた「さよなら、ありがとう」と書いた蓋をとってみると、綿をしいた上に、使えなくなった短い鉛筆が、きちんと並んでいました。

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