浄土真宗の教章(私の歩む道)は、親鸞聖人の流れをくむものとして心に銘ずべき内容を定めたもの。
1967(昭和42)年4月に当時の門主(勝如上人)が制定し、
その後40年の時を経て、2008年、大谷光真門主が新たに制定しました。
宗門に集う人々が浄土真宗の教えのもとに生活を送るうえで大切にする規範を、
簡潔にあらわされたものであり、新たにご縁のできた方にご理解いただくための手引きとなっています。
宗祖(しゅうそ) ご開山(かいざん) |
親鸞聖人(しんらんしょうにん) ご誕生(たんじょう)1173年5月21日(承安(じょうあん)3年4月1日) ご往生(おうじょう)1263年1月16日(弘長(こうちょう)2年11月28日) |
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宗派(しゅうは) | 浄土真宗本願寺派(じょうどしんしゅうほんがんじは) |
本山(ほんざん) | 龍谷山(りゅうこくざん)本願寺(ほんがんじ) (西本願寺(にしほんがんじ)) |
本尊(ほんぞん) | 阿弥陀如来(あみだにょらい)(南無阿弥陀仏(なもあみだぶつ)) |
聖典(せいてん) | ・釈迦如来(しゃかにょらい)が説(と)かれた「浄土三部経(じょうどさんぶきょう)」 『仏説無量寿経(ぶっせつむりょうじゅきょう)』『仏説観無量寿経(ぶっせつかんむりょうじゅきょう)』『仏説阿弥陀経(ぶっせつあみだきょう)』 ・宗祖親鸞聖人(しゅうそしんらんしょうにん)が著述(ちょじゅつ)された主(おも)な聖教(しょうぎょう) 『正信念仏偈(しょうしんねんぶつげ)』(『教行信証(きょうぎょうしんしょう)』行巻末(ぎょうかんまつ)の偈文(げもん)) 『浄土和讃(じょうどわさん)』『高僧和讃(こうそうわさん)』『正像末和讃(しょうぞうまつわさん)』 ・中興(ちゅうこう)の祖(そ)蓮如上人(れんにょしょうにん)のお手紙(てがみ) 『御文章(ごぶんしょう)』 |
教義(きょうぎ) | 阿弥陀如来(あみだにょらい)の本願力(ほんがんりき) によって信心(しんじん)をめぐまれ、念仏(ねんぶつ)を申(もう)す人生(じんせい)を歩(あゆ)み、この世(よ)の縁(えん)が尽(つ)きるとき浄土(じょうど)に生(う)まれて仏(ぶつ)となり、迷(まよ)いの世(よ)に還(かえ)って人々(ひとびと)を教化(きょうけ)する。 |
生活(せいかつ) | 親鸞聖人(しんらんしょうにん)の教(おし)えにみちびかれて、阿弥陀如来(あみだにょらい)のみ心(こころ)を聞(き)き、念仏(ねんぶつ)を称(とな)えつつ、つねにわが身(み)をふりかえり、慚愧(ざんぎ)と歓喜(かんぎ)のうちに、現世祈祷(げんぜきとう)などにたよることなく、御恩報謝(ごおんほうしゃ)の生活(せいかつ)を送(おく)る。 |
宗門(しゅうもん) | この宗門(しゅうもん)は、親鸞聖人(しんらんしょうにん)の教(おし)えを仰(あお)ぎ、念仏(ねんぶつ)を申(もう)す人々(ひとびと)の集(つど)う同朋教団(どうぼうきょうだん)であり、人々(ひとびと)に阿弥陀如来(あみだにょらい)の智慧(ちえ)と慈悲(じひ)を伝(つた)える教団(きょうだん)である。それによって、自他(じた)ともに心豊(こころゆた)かに生(い)きることのできる社会(しゃかい)の実現(じつげん)に貢献(こうけん)する。 |
一、 み仏の誓いを信じ 尊いみ名をとなえつつ 強く明るく生き抜きます
一、 み仏の光りをあおぎ 常にわが身をかえりみて 感謝のうちに励みます
一、 み仏の教えにしたがい 正しい道を聞きわけて まことのみのりをひろめます
一、 み仏の恵みを喜び 互いにうやまい助けあい 社会のために尽します
食前のことば | 多くのいのちと、みなさまのおかげにより、このごちそうをめぐまれました。 深くご恩を喜び、ありがたくいただきます。 |
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食後のことば | 尊いおめぐみをおいしくいただき、ますます御恩報謝につとめます。 おかげで、ごちそうさまでした。 |