正楽寺日誌 つれづれなるままに 正楽寺日誌 つれづれなるままに

生きているということは
長さの問題ではない

「生きるということは

長さの問題ではないのではないですか」

炎天の葉陰の

沙羅双樹

たった一日のいのちを

いかにも 静かに

咲いてみせてくれている

清楚

そのもののように

きのうは

あんなに清楚に咲いていた

沙羅双樹

けさは

地におちてしまっている

 

わたしは

きょうも 朝を迎えさせてもらった

申しわけないような

わたしのままで・・・・。

 

じゃがいもを掘る

数しれない小蟻たちが

びっくりして右往左往している

 

巣をこわされたのだ

みみずが

はねでる

闇の中をけんめいに生きていたみみずが・・・

もぐらのトンネルから

巣が でてくる

 

生きるということは

いろんな生きものたちに

ご迷惑をかけるということ

ごめんなさい。

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