正楽寺日誌 つれづれなるままに 正楽寺日誌 つれづれなるままに

明けまして
南無阿弥陀仏

 新しい年の始まり、皆さまいかがお迎えでしょうか。

「いつどこでどうなるか分からない生命」をいただいている私たちにとって、今年もこうして無事にご挨拶させていただけること、大変嬉しく思います。

 

昨年は新型コロナウイルスが猛威を振るい、今なお予断を許さない状況です。

未曾有の事態に直面した私たちは、生活習慣や思考を一新せざるを得ない状況に身を置くこととなりました。

  

年末から年始にかけてよく耳にするのが「今年一年を一文字で表すと?」という質問です。

一年の締めくくり、もしくは新しい一年の抱負として聞かれることの多い質問ですが、自分なりに考えてみますと、昨年 一年を振り返っても、今年一年の抱負としても「挑」の一文字に尽きると思い至りました。

先程も述べました通り、新型コロナウイルスの影響で 昨年はこれまで「当たり前」だったことが通用せず、正楽寺にとっても、インターネット参拝等、お参りをはじめとする「お寺の在り方」は新しい形を模索する一年でした。

  

私事ですが、昨年の誕生日で四十歳の節目の年を迎えさせていただきました。

四十歳は孔子の『論語』では【不惑】と示されています。

この意味は【学問や道理をしっかりと学んだ上で、枠にとらわれずに自由に物事を見たり発想したりすること】だそうです。

コロナ禍に於いて、様々な在り方が一新される中で、不惑を迎えたことも一つのご縁なのでしょう。

今年も時代に即したお寺の在り方に挑みながら、皆さまにとって心の拠り所となるようなお寺で在れるように努力する所存です。

本年も皆さまとご一緒に「我が生命の在り方」について仏様のみ教えを聴かせていただくと同時に、感謝のお参りをさせていただければ幸甚です。

合掌                            

今日は何の日?

今日もひたむきに生きるあなたへ
 
今日は12月29日
 
ある人は言いました
今日は29日(二重苦)だから正月飾りをしてはいけないと
 
またある人は言いました
今日は29日(福)だから正月の餅をつきましょうと
 
さて あなたはどちらが本当だと思いますか?
 
 
 
鎌倉時代を生きた兼好法師は『徒然草』に
 
吉凶は人によりて日によらず
 
と記されています
 
吉日でも悪事をしたら凶運
悪日でも善事を行えば吉
 
というのです
 
 
つまり 全ては自分の在り方次第
 
どうせなら
 
今日「は」いい日
 
ではなく
 
今日「も」いい日
 
で 毎日を過ごしてみませんか?^^

気持ちに素直になる

今日もひたむきに生きるあなたへ

 

心から笑ってますか?

心から泣いてますか?

 

 

仕事や勉強を頑張りすぎて

  

頭でっかち

 

に なっていませんか?

 

頭で

良い・悪い

正しい・正しくない

を判断しようとしていませんか?

 

 

本来 私たちの感情に

良い・悪い

正しい・正しくない

など 無いのです

 

楽しいから 思いきり笑う

悲しいから 思いきり泣く

 

ただ それだけなのです

 

頭でばかり考えず

感じたことを大切にしてください

 

 

そして

どんなことを感じているあなたでも

大丈夫だよ と

いつも寄り添って 見守ってくださっている

阿弥陀さまが いらっしゃることを

忘れないでいてください^^

心が折れそうな時

今日もひたむきに生きるあなたへ

 

今 どんな気分ですか?

今日はどんな洋服を着たいと思いましたか?

 

先行き不透明な今

自分はどうすればいいのか分からずに

大きな流れにのみ込まれて

自分を見失っている方がいらっしゃるかもしれません

 

まずは 日常のことからコツコツと

 

毎瞬 毎瞬

小さなことから

自分と向き合うことをはじめてみませんか

 

それが

 

生きる

  

ということと

向き合うことに繋がるのです^^

決して孤独ではない世界

今日もひたむきに生きるあなたへ

 

この時期 家に居ることが多くなり

人と会う時間が減ると

 

私はひとりぼっち

 

と 思う人がいるかも知れません

 

 

私たちは目の前に人が居ないと

自分は孤独だ ひとりぼっちだ 

と思ってしまうでしょう

 

 

でも 本当にそうでしょうか?

 

 

例えば 今 あなたが着ている洋服

 

作ってくれる人がいて

売ってくれる人がいる

だから暖かく過ごすことが出来ます

 

 

【今】【目の前に】

その人が居なくたって

目に見えなくたって

しっかりと

私たちは繋がっているのです

 

 

私たちは決してひとりでは生きていけません

 

仏教では

そのことを【縁起】と言います

 

私たちは皆

多くの人や多くのものに

支えられて生かされている  

ということです

 

目に見えなくても繋がっている

 

寂しい と感じることがあったら

ぜひ 思い出してくださいね^^

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