仏事の心得

浄土真宗の仏事の常識は・・・?

以前からお話ししていることと思いますが、世間一般の仏事の常識は「浄土真宗においては仏事の非常識」だと云っても過言ではありません。
それくらい浄土真宗は他の宗派と考え方に・教えに違いがあります。
ご門徒の方とお話ししていると、浄土真宗の門徒の方が何故こんな事を言うのだろうと思うことが沢山ありますので、再度書かせて頂きます。
これまで人生の中で培ってきた「仏事の常識」を一度忘れて下さい。そうしないと浄土真宗になじめません。門徒式章をかけて仏事の席に参らせて頂く資格のないお念仏を称えられない「名ばかりの門徒」になってしまいます。

 

例えば、ほんの数例をあげると

 

浄土真宗では亡くなった方のためにお経を読む事はありません。
浄土真宗では追善供養を致しません。追善供養と云う言葉もありません。
浄土真宗では法事が「命日より遅くなってはいけない」などと云いません。
浄土真宗ではお仏壇に「お茶もお水も」供えません。
浄土真宗では「お線香を立てません」「お焼香は一度だけ」
浄土真宗では「日の善し悪し・方角が良い悪い」などとは云いません。縁起が悪いなどとは絶対言いません。
浄土真宗の仏事は全て生きている貴方のためにあります。等々、数え上げたらキリがないかもしれません。故に今まで培ってきた仏事の常識を一度忘れて下さい。頭をからっぽにして下さい。そうしなければ門徒(念仏者)になれません。判らない事は放置せず住職に尋ねてください。

ページ上部へ